読んだ本の備忘録その1「努力不要論」中野信子

頑張っているのに報われない。毎日が不安に駆られる。自分をはじめ多くの人が抱えるそんな毎日を打破したくいろんな方の意見を参考にしています。

中野信子さんをはじめ、為末大さん、大山加奈さんなど、メディアやTwitter上でも共感する考え方の方々が多く、大変参考になります。

今回の中野信子さんのこの本について、覚えておきたい内容がいくつか有り、備忘録としてメモします。

・遊びは文字通り、脳の栄養素と言ってもいい。ヒトは努力よりずっと遊びが必要な生き物なのです。

・やればできると言うがそれは成功者の言い分であり、例えばアスリートとして成功するためにはアスリート向きの体で生まれたかどうかが99%重要なことだ」「成功者が語る事は、結果を出した事に理由付けしているというのが半分ぐらいだと思う」

・生物学的なレイヤーでの「優秀」というのは、本人の生存にとってではなく、多くの凡人の生存にとって有利がどうが、という設計になっているのが面白いところです。

・ハマりすぎた人は、努力教という宗教の信者といってもいいほどです。人間の思考能力を奪うものですから、私はあまり努力教徒になることはおすすめしません。

・努力している自分。これはとても中毒性の高いものです。努力しているさなかにあって、努力すること自体が目的になってしまっている人は、やはり「努力している自分」に喜びを感じているのです。

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