物事のスピードについて

最近息子たちと紙飛行機で遊ぶ。

たかが紙飛行機だけど、真剣にやるとこれがなかなか奥が深い。

ペラペラの紙で作った飛行機は、速く投げると風圧に耐えられず落下する。かといって遅く投げても飛ばない。

その飛行機にはその飛行機にあったスピードがある。

材質を変えてみた。市販されているビニール製の飛行機は、紙で作ったものよりも速く飛ばしたほうが合うらしい。

更に材質を変えてみた。市販されている厚紙で作る紙飛行機。設計図通りに備え付かられた両面テープで重ね合わせて作るが、完成した飛行機は大きさの割になかなか重い。

これを綺麗に飛ばすにはほとんど思いっきり投げないといけない。

この加減というのが難しい。

加減は難しいけれど、飛行機を相手にするととてもわかりやすい。はっきり見えるので。

たぶんこのスピードの加減は、周りのすべての事に当てはまるのだろう。

私は営業の仕事をしているが、クライアントの意向を確認しながら提案を進めている。ただしこれはとても難しい。速すぎても遅すぎてもうまくいかない。スピードは相手次第。

営業に限らず、恋愛も含めたらすべての人間関係にも当てはまるのだろう。

営業の仕事をしていると、何も仕事の無い日はとても焦る。まだ経験が浅い頃は焦りが出た。一生懸命アポイントをとり、交渉を急ぐことが頑張ることなんだと勝手に思っていた。

でも人間と人間である以上、最適なスピードが必ずある。それを見極めることはとても難しい。保険の仕事を始めてばかりの頃は本当に難しかった。

今は16年目となる。以前よりだいぶわかってきたけど、それでも難しい時がある。

ところが最近、twitterアカウントに保険の同業者と繋がるアカウントを作ったところ、新たな気づきがあった。みんな仕事がない時は無理せず休んでいるらしい。

ちょうどサウナに向かう人に対してツイートで質問した。業界で20年目となるその人が言うには、焦って仕事さてもロクなことがないらしい。たしかにそうだ。

自分の都合を優先し、相手とのスピードを無視して進める仕事はエゴでしかない。

子供たちと紙飛行機をして学ばせてもらった。

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